平山郁夫展 平成の洛中洛外 [美術]
京都大丸での平山郁夫展を見てきました。メインは「平成の洛中洛外図」という四曲一双の屏風です。素晴らしいのひとことにつきます。この絵に圧倒されました。まるで交響曲を1曲きいたような重量感を覚えました。
会場では「平成の洛中洛外図」の制作場面のVTRが上映されていましたが、同じところに何回も何回も絵の具をかさねてあの重量感がでるのだとわかりました。根気の要る作業です。
今回の展覧会は1976年のシルクロード展以来の新作67点(なんと本画が37点)からなる大規模展覧会なので、美術館で催されるぐらいの内容があります。また気のせいかもしれませんが、シルクロードの絵のころよりエネルギーがあるように思います。2回目の芸大学長もされていることですし、70歳を超えてなおお元気なんでしょうね。
大丸京都では2月15日(火)までです。他の会場でのスケジュールはわからないのですが、京都ではここだけのような気がします。興味のある方はお早い目にどうぞ。
後日記
展覧会のスケジュールがわかったのでご参考までに。
終了 東京展 1月11日(火)~1月30日(日) 日本橋三越
京都展 2月 3日(木)~2月15日(火) 京都大丸
広島展 2月24日(木)~3月 8日(火) 福屋八丁堀本店
岡山展 3月11日(金)~3月21日(月) 天満屋岡山展
名古屋展 3月26日(土)~4月12日(火) 松坂屋名古屋本店
瀬戸田展 4月14日(木)~5月 8日(日) 平山郁夫美術館
福井展 5月14日(土)~6月12日(日) 福井市美術館
なお会場に新美術新聞が置いてあり、今回の絵について平山郁夫さんと米倉守さんの対談が載っていて読み応えがあります。1部100円でカラーですのでこれも興味のある方はぜひどうぞ。
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