ジョゼと虎と魚たち [小説]
Salon de Gotton
Gotton のサロンへようこそ。
さっそく買って読んでみました。映画のせいか表紙も映画の一場面になってました。
久しぶりの田辺聖子さんです。この本には結婚してない、又は離婚する女の人が出てくる出てくる。普通の生活(こういう言い方もどうかと思いますが)をしている人が出てきません。
肝心の「ジョゼと~」は、映画は上手に設定を使っただけのような気がします。水族館は休館してないし(笑)、物語の中の雰囲気も随分違うような気がします。すごく短い物語なのを上手にお話を膨らました監督がうまい!という感じです。
ちょっと話はそれますが、私は田辺聖子さんの本のなかで好きだったのは
です。これを読んでこの人はこんなに古典に精通しててわかりやすく説明できる人なんだと感動しました。
それまで田辺聖子さんの書く恋愛ものがそんなに好きではなく(田辺さんがというより恋愛物があまり好きではありませんでした。)、逆にこの本のほうがずっと読んでて楽しく、田辺さんの古典の訳本物が出たら買おうと思ったほどです。
最近はあまり小説を読んでなかったのですが、また少しづつでも読もうかと思う今日この頃です。
この本は、短編集だったのですか。
そういう映画は、先に原作を読むと、「どうやって映画にしたんだろう?」と、ちょっと訳が分からない気分になります。
ヘミングウェイの「殺し屋」がそうでした・・・。
by albireo (2006-04-06 01:40)
そういうのありますよね。最近は漫画原作ものが多いので見当がつきやすいですけど。小説を映画化するほうが大変な気がします。
by Gotton Factory (2006-04-06 12:59)
なるほどv
監督の中で原作を元に膨らんでゆくのねv
by muiz★mama (2006-04-06 22:46)
すご~く膨らんでま~す。あたりまえかもしれないけど映画監督はお話を作るのが上手ですねぇ。
by Gotton Factory (2006-04-07 08:03)