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劇団新感線「髑髏城の七人」を観てきました。 [演劇]

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8月17日(水)昼の部を観てきました。
相変わらず当日券でしたが、2時間近く立って待つのはもう無理そうです。今度からは考えます。
当日券は3枚、残りはキャンセル券でした。1階の後ろのほうの端っこでしたが案外良く見えました。

当日券は12時半開演で12時05分から販売。キャンセル券は開演5分前からで、当日券が無くなった段階で名前を言ってリストを作ってもらい、5分前に集まって買うというシステムでした。
暑いのでなるべく日陰になるように誘導してくれましたが、家に帰ってから頭痛が…。翌日も…。

でもお芝居は相変わらず面白かったです。客席も9?%でほぼ満席です。ついでにいのうえひでのりさんもみていらっしゃいました。

今回は小栗君が主役ということにはなっていますが、小栗君、森山君、早乙女君の3人が主役の作り方でした。若干小栗くんが出番が多い?という感じです。
小栗君の捨之介の役は多分最初は古田新太さんのために書かれた役なので、太ももが露なシーンがあったり、女好きだったり、どこか風来坊だったり(薔薇とサムライの五右衛門役のような感じ)するのが、どうも小栗君のキャラクターにはないようで、律儀に太ももを露にしてくれるのですが、私がファンではないせいもあってドキッとはしないんですねえ。それでもちゃんとお芝居にハマっているのであまりあのキャラクターになりきらなくてもいいのかもと思いました。きっと小栗君ってまじめなんだなあ~。誰かれ構わず女の子に”きれいだよ~、愛してるよ~”なんて言うタイプではなさそうです。

今回殺陣は森山君と早乙女君がやはり群を抜いていて見せ場をいっぱい作ってもらってましたが、小栗君も頑張ってました。合格点はもらえるんじゃないでしょうか。

小池栄子さんは妖艶というより頼りがいのある姐御役がピッタリ。舞台映えのする人でもあります。
仲里依紗さんもフレッシュでよかったです。

高田聖子さんは刀鍛冶の役でしたがうまいですよね。自分の役どころがよくわかってらっしゃる。

それと最後が良かったです。それぞれがそれぞれの道を行く、というなんか清々しい感じがよかったです。

この作品はこれからもいろいろな俳優さんで演じてゆかれそうな気がします。今回のように若い人中心の演劇でいいんじゃないかなあと思うんです。

これから東京ですよね。大阪よりもっとよくなっていくでしょうね。東京の方々、楽しみにしていてくださいね。


後日記

小栗君、森山君、早乙女君の3人の中で一番演技をしていたのは、脚本によるところもありますが小栗君だったと思います。内面の移り変わりをしっかり演じていたと思います。

舞台慣れしているとはいえ悪役はあまり演じたことないかと思われる森山君はちょっと ”いっぱいいっぱい” という感じでゾクッとする怖さまではまだ到達してませんでした。東京では余裕が出て演技が変わるかも。こういう役にチャレンジ中という感じでした。

早乙女君も舞台慣れしているし今回は女形に合った役でお得なんですが、心変わりするところの事情が事情なので(ネタバレなので書きませんね。)、内面の葛藤があまり伝わらなくて残念。これも東京だと変わっているかも。

あと一言。新感線の舞台は初日の出来がいまいち、という人がいるんですけど、こういうオリジナルものは最初に完成していることはまずありません。新感線なんていいほうです。やっていくうちにお客の反応を得て磨かれていくものです。だから通の人は初日、中日、楽と3回観に行ってその変化を楽しみます。(新感線で3回取るの大変だけど)それにいのうえひでのりさんはちゃんと舞台を見て途中でもドンドン変えていってます。舞台はなまもの。そういう部分も楽しんで観てくださいね~。

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