医療と介護 [認知症]
老人の医療と介護は問題だらけです。
母や父の様子を見ていて、痴呆はお医者さんより介護士さんのほうが効果的な人が多いなと思います。
もちろん個人差がありますし、たまたま我が家がたまたまそうだったのかもとも思いますが、お医者さんは《痴呆は治らない、薬が有効〉 と考えている人が多く、認知症専門医であってもMRIを撮ったり長谷川式の質問？をしたりして判断する事はできても、普段の対応でかなり変わるとは考えていない人も多いように思います。
しかし前にも書いたように介護士さんの対応一つで状態が変わります。 母は尿意も感じづらかったのに今は自分から何度も行きますし、寝たきりにならないように日に一度はお散歩をし、歩行器の人でもちょっとでも自分で歩くように誘導しています。これだけどもかなり違ってきます。
父が救急で入った病院は運悪く大変ひどいところで、そこで寝たきりになりかかりました。看護婦さんたちがめんどくさいので寝たままにさせているのです。そのほうが楽だからです。また胃潰瘍や逆流性食道炎で貧血だったのにそれがわからず、食事をしないといってミキサー食（ドロドロのものです）にし、点滴を一日中つけてました。ミキサー食はとっても食べる気になるものではありませんでした。
結局精密検査のために無理やり転院しましたが、そこでは看護婦さんが寝たきりにならないようにベッドに座らせたらその日から座れました。食事も治療のための絶食が済んだらあっという間に普通の食事になりました。あの病院にずっといたら、今頃本当の寝たきりになってしまっていたと思います。
転院した病院で治療とリハビリで廊下を歩いたりしましたが、そこは急性期の病院ということですぐ出なければならず、ちょっとお医者さんとバトルしましたが、もう病院に転院せず直接老健に入りました。
今、医療費を抑えるために病気が治ったらすぐ退院しなければいけませんが、そうはいっても体力的に無理な場合も多く、父は老健に入れましたが、若い人の場合は老健に入れません。でも骨折等で家での生活が大変でリハビリも毎日しないといけない人にはもっと入院できるようにしてほしいです。またそういう長期療養型の病院もなくはないのですが、病院から紹介されたところはもと結核治療の病院で暗く、とても入院させる気にならないところでした。その病院も老健に入るまで置いてくれたらいいのにねって言ってくれました。
その病院が暗いのも嫌だったのですが、１ヶ月も立たないうちに老健に入ることが決まっていたので何度も転院させてエネルギーを消耗させたくなかったのです。そういう自由が本当にききません。
その一方で医療保険の無駄遣いをしているお医者さんもいます。医療費が無料の人に過剰医療や過剰投薬をして医療費を多くもらっているのです。その上このごろはそこに介護費が入ります。自分のところでデイケアを持ち、実際より高い介護度を患者さんに出して自分のデイケアで使ってもらう。介護度によっては１人につき１ヶ月で３０万近くが病院に入ります。
父が救急で入った病院はまさにそういうところで、他の病室は寝たきりで胃ろうをしている人もけっこういました。病気等で特養に入れない人を入院させているのですが、とっても丁寧に対応しているとは言えないところでした。父に対してもよくするより寝たきりにしてこのままずっと入院させてしまおうというのが見え隠れしてました。父は貧血が治らなかったおかげで転院できたのですが、大体あれぐらいの原因がわからないなんて医者失格です。そのくせなかなか転院させてくれなかったんです。
本当なら告発したいところですが、そこしか入れない人もいるので必要悪なんでしょう。医療の闇です。
でもできたらあのお医者さんには天罰を与えて欲しいです。
そういうこともあったので父の入る老人ホーム探しはは大変慎重になってしまいました。でもあの病院ほどひどいところはなかったです。病気があると老人ホームに入れないので、人の弱みにつけ込んでるんですね。
せめて良心的な施設や病院が増えて欲しいです。あそこしかないので泣く泣く入れている人もいたので、いいところが増えれば自然と潰れるでしょうし。
老人の介護度が高くなると何をしてわかりません。だからこそちゃんとしてほしい。仕方なく入れるのではなく、家にいるよりいいから入れるところであって欲しいです。これから介護費を医療費のように無駄に使う人達が出てくるでしょうが、なんとかして阻止して欲しいです。でないと今は利用時１割負担ですが、２割、３割と負担が増えていきます。
公的な保険制度でお金儲けをしないでほしいです。私大の医学部では病院経営を教えているところもありますが、倫理も教えてほしいものです。頼みますよ。
母や父の様子を見ていて、痴呆はお医者さんより介護士さんのほうが効果的な人が多いなと思います。
もちろん個人差がありますし、たまたま我が家がたまたまそうだったのかもとも思いますが、お医者さんは《痴呆は治らない、薬が有効〉 と考えている人が多く、認知症専門医であってもMRIを撮ったり長谷川式の質問？をしたりして判断する事はできても、普段の対応でかなり変わるとは考えていない人も多いように思います。
しかし前にも書いたように介護士さんの対応一つで状態が変わります。 母は尿意も感じづらかったのに今は自分から何度も行きますし、寝たきりにならないように日に一度はお散歩をし、歩行器の人でもちょっとでも自分で歩くように誘導しています。これだけどもかなり違ってきます。
父が救急で入った病院は運悪く大変ひどいところで、そこで寝たきりになりかかりました。看護婦さんたちがめんどくさいので寝たままにさせているのです。そのほうが楽だからです。また胃潰瘍や逆流性食道炎で貧血だったのにそれがわからず、食事をしないといってミキサー食（ドロドロのものです）にし、点滴を一日中つけてました。ミキサー食はとっても食べる気になるものではありませんでした。
結局精密検査のために無理やり転院しましたが、そこでは看護婦さんが寝たきりにならないようにベッドに座らせたらその日から座れました。食事も治療のための絶食が済んだらあっという間に普通の食事になりました。あの病院にずっといたら、今頃本当の寝たきりになってしまっていたと思います。
転院した病院で治療とリハビリで廊下を歩いたりしましたが、そこは急性期の病院ということですぐ出なければならず、ちょっとお医者さんとバトルしましたが、もう病院に転院せず直接老健に入りました。
今、医療費を抑えるために病気が治ったらすぐ退院しなければいけませんが、そうはいっても体力的に無理な場合も多く、父は老健に入れましたが、若い人の場合は老健に入れません。でも骨折等で家での生活が大変でリハビリも毎日しないといけない人にはもっと入院できるようにしてほしいです。またそういう長期療養型の病院もなくはないのですが、病院から紹介されたところはもと結核治療の病院で暗く、とても入院させる気にならないところでした。その病院も老健に入るまで置いてくれたらいいのにねって言ってくれました。
その病院が暗いのも嫌だったのですが、１ヶ月も立たないうちに老健に入ることが決まっていたので何度も転院させてエネルギーを消耗させたくなかったのです。そういう自由が本当にききません。
その一方で医療保険の無駄遣いをしているお医者さんもいます。医療費が無料の人に過剰医療や過剰投薬をして医療費を多くもらっているのです。その上このごろはそこに介護費が入ります。自分のところでデイケアを持ち、実際より高い介護度を患者さんに出して自分のデイケアで使ってもらう。介護度によっては１人につき１ヶ月で３０万近くが病院に入ります。
父が救急で入った病院はまさにそういうところで、他の病室は寝たきりで胃ろうをしている人もけっこういました。病気等で特養に入れない人を入院させているのですが、とっても丁寧に対応しているとは言えないところでした。父に対してもよくするより寝たきりにしてこのままずっと入院させてしまおうというのが見え隠れしてました。父は貧血が治らなかったおかげで転院できたのですが、大体あれぐらいの原因がわからないなんて医者失格です。そのくせなかなか転院させてくれなかったんです。
本当なら告発したいところですが、そこしか入れない人もいるので必要悪なんでしょう。医療の闇です。
でもできたらあのお医者さんには天罰を与えて欲しいです。
そういうこともあったので父の入る老人ホーム探しはは大変慎重になってしまいました。でもあの病院ほどひどいところはなかったです。病気があると老人ホームに入れないので、人の弱みにつけ込んでるんですね。
せめて良心的な施設や病院が増えて欲しいです。あそこしかないので泣く泣く入れている人もいたので、いいところが増えれば自然と潰れるでしょうし。
老人の介護度が高くなると何をしてわかりません。だからこそちゃんとしてほしい。仕方なく入れるのではなく、家にいるよりいいから入れるところであって欲しいです。これから介護費を医療費のように無駄に使う人達が出てくるでしょうが、なんとかして阻止して欲しいです。でないと今は利用時１割負担ですが、２割、３割と負担が増えていきます。
公的な保険制度でお金儲けをしないでほしいです。私大の医学部では病院経営を教えているところもありますが、倫理も教えてほしいものです。頼みますよ。
2012-12-20 13:04
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コメント(2)
中島らも 詩集
今、ぽろぽろ読んでいます。
言葉が突き刺さってきます。
以前の「老健と特養」の記事も拝見していました。
僕の父は、脳梗塞の後遺症のため、要支援2 で、介護保険を受給しています。
今は、比較的に良い通所リハビリを受けていますが、今後はどうなるのか、些かの不安は拭い切れません・・・
それにしても、今の医療の在り方は、小泉政権の改革で、誤った方向に走った感があります。
日本では「新自由主義」と訳されている「リバタリアニズム」が蔓延すると、医療・介護を含む、福祉の劣化が心配になります・・・
by albireo (2012-12-24 23:41)
albireoさん、nice！とコメントありがとうございます。
お父様そうだったんですか。脳梗塞大変でしたね。要支援２だったら大分良くなられたんですね。
私の父は最初の最悪の病院で要介護４が出ました。先生の作文力のせいもありますが、対応次第でそうなるんですよね。今は要介護２です。
私も今後が不安です。ある程度覚悟しておく必要があるとこのごろ思い始めています。
この大変さは本当に小泉政権の改悪のせいですよね。こんな結果になるとは思ってなかったかもしれませんが、非正規雇用が増えて安定した雇用が脅かされたのも同じ原因だと思っています。
心ある介護の人や先生は頑張ってくれていますから、ちゃんとしたチェック機関が機能してくれると劣化しないかもしれません。そう願います。
by Gotton Factory (2012-12-28 00:29)