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田辺聖子さんの源氏物語 [小説]

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田辺聖子さんの源氏物語

 

源氏がたり〈3〉宇治十帖

源氏がたり〈3〉宇治十帖

  • 作者: 田辺 聖子
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2003/01
  • メディア: 文庫

 

新源氏物語 (上)

新源氏物語 (上)

  • 作者: 田辺 聖子
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1984/01
  • メディア: 文庫

 

もちろん「新源氏物語」がいわゆる訳本ですが、「源氏がたり」は口述筆記風なんです。詳しく当時の様子を説明したり、源氏や女性たちの気持ちを解説したりと手に取るように当時のことがわかってきます。

なんか源氏は今読むほうがしっくりきます。高校生頃なんてあの複雑な人間関係が理解できなかった気がします。

何度も挫折した「源氏物語」ですが、せめてこちらの方でなんとか読み通したいと思っています。

 


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コメント 6

albireo

源氏ですか・・・。
僕は今でも、あの複雑な人間関係の世界には、近寄り難いものがあります。
でも、能が好きなので、源氏物語を題材にした曲を観に行くときは、その部分だけを、原典で読んでから出掛けます。
能には、「葵上」とか「夕顔」とか「半蔀」とか、源氏物語がテーマの曲が案外多いのです。(ちなみに、「夕顔」と「半蔀」は、殆ど同じ内容です・・・)
Gottonさんは、是非読み通して下さいね!
by albireo (2006-04-25 02:02) 

Gotton Factory

源氏物語ってごちゃごちゃしてるんだけど、田辺聖子さんの手にかかるとするすると解説されて、なるほど~っという感じになります。
源氏がたりは解説書なので、このときこう思ったとか、人間関係も詳しく書いてあってわかりやすいです。左遷される前に都落ちするとかおもしろいなあとこの年になって思いました。読み通せるといいなあ。
by Gotton Factory (2006-04-26 22:44) 

mayumi

学生時代に読みました
田辺聖子さんはとてもわかりやすい文章で
本を読まない私にもすっと入ってきたくれます
だから、結構よみました
大好きな作家です
待ち、読み返してみようかな・・・
どこだっけ・・・・wwあの本
by mayumi (2006-04-27 07:38) 

Gotton Factory

田辺聖子さんって今読んでも面白いなあと再発見した感じです。
古典シリーズがいっぱい出ているので、源氏が終わったら他のも読もうかなと思っています。
by Gotton Factory (2006-04-27 10:13) 

Gotton Facto.. さん、こんばんは
ご無沙汰しております。
「源氏がたり」は未読ですが、「新源氏物語」は高校時代に読みました。面白い本ですね。源氏というと大和和紀の「あさきゆめみし」も有名です。このマンガは原作に忠実といわれている谷崎訳を参考にしたと言われていますが、僕は、田辺聖子の「新源氏物語」もネタ本の一つだと思っています。田辺の源氏は、心理描写かなり加えられており、題名に「新」の文字がつくように田辺の創作と言って良い作品ですが、「あさきゆめみし」でも田辺の作品と同じ解釈の心理描写が付け加えられています。素直に読めばそうなるので、偶然の一致かもしれませんが、田辺作品の影響を受けている可能性も否定できないような気がします。
何だか久しぶりに読み返したくなりました。
by (2006-04-29 00:07) 

Gotton Factory

lapisさん、お久しぶりです。
「あさきゆめみし」は読んだことないんですが、有名ですよね。
「源氏がたり」には、原文はこうしか書いてないけれどこういう意味なのでこう書きました、などということが何度も出てきますが、そういう楽しみが作家に訳本を書かせる秘密?なのかと思ったりもします。
これほど有名作家に訳されている小説もないですもんねぇ。
みなさん、高校のときに読んだ ということですごいなあと思います。与謝野も谷崎も田辺も挫折しました…。
by Gotton Factory (2006-04-29 10:48) 

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