SSブログ

急げ! 森村泰昌 自画像の美術史 6月18日(日)まで 中之島 国立国際美術館へGOー!!! [美術]

morimuragogh.jpg

本日、森村泰昌 自画像の美術史へ行ってきました。
最近よく関西ローカルのTVで宣伝していたし、前から気になっていた画家さんだったので、実物を自分で観て本物かどうか確かめてみたいと思いました。

見てびっくり!ともかくショウゲキが走りました。
  ”なんじゃこりゃ"  です。
ひたすら自己を見つめる森村さん。私は何なのか?
どの画家に扮しても、冷徹な目で自己とその画家を見つめている。
そしてその画家の画風、技法をしっかり再現しています。
これと同じことを坂本龍一さんがしています。ベートーヴェン、ドビュッシー、ラベル、バッハ、どの作曲家の作曲技法をもものにして曲を書いています。

ちょっと怖くて(横尾忠則さんの油絵や楳図かずおさんの漫画のような怖さ  おどろおどろしいというか)
なぜかコミカルで笑いそうにもなります。(森村さんは大阪の人なので、大阪人らしいギャグのセンスのようにも思います。)

一通り見たらふらふらになったのと、長編映画の上映時間が合わなかったので一旦退場して休憩しました。
ショップで絵ハガキと太陽の塔の携帯ストラップを買って、感想のノートを書いてから再び入場。
(私は朝日友の会に入っているので入場無料です。年会費1680円で展覧会の入場がタダになったり前売り券の価格になったりします。以前は年間利用の回数制限がありましたがそれもなくなり、有効期限の確認のみになりました。便利に使ってます。すでに元は取りました。)


落ち着いてからもう一度見ると、見慣れたのか不思議と怖さはなくなりました。
でも今度は顔に部分仮面をつけかつらをつけた数人の人が現れました。そしてそれを写真に撮る人も。
もしかして仮面の1人はご本人?ちょっと怖かった。


次は地下2階にあがって(地下3階が絵画の会場です。)映画です。
映画は70分ほどあり(前の回が終了すると5分で次の回が始まってしまいます。)、11人の画家が自分について語ります。そしてそれは森村さん自身のことでもあるのでしょう。

なんかセリフがおかしくて何回も笑ってしまいました。
私のツボにはまったのはアンディー・ウォホール。
話してる内容もおもしろいのですが、ブリロボックスという作品のパロディーでは Birllo  のロゴが Morillo (綴りに自信はありません。)になっているのがおかしくておかしくて…。

↓これはブリロボックスのほうです。
warholbrillobox.jpg
warholbrillobox2.jpg


あとどの人物の時かは忘れましたが、壺に牛乳を注ぐときのどろどろとした音がこわくて耳をふさいでしまいました。

最後に森村さんはこの画家たちをピストルで射殺します。
なんか示唆的。
そして自分の作品は時が判断してくれる。(セリフが違っているような…。ただ私はこういうふうに理解しました。)

この映画は必見です。ぜったい見逃さないでください。絵画?作品とセットになっていると思ってください。



この展覧会を観て、私は今までの迷いが吹き飛びました。
もう迷わず全力で突進できそうです。そして元気が出ました。

わたしにとって本物の芸術とは見る人にエネルギー(元気)を与えるものです。
観てエネルギーを奪われ暗くなって、生きる気力がなくなるものはどんなに流行っていても認めません!
(「こんなものわしゃー認めん。」ミスタードーナツのCMより)


行こうかどうしようか迷っているあなた!行って損はありません。ぜひぜひ行ってくださいませ。


追記
そういえば前回この国立国際美術館で見たのは草間弥生展だった。あれもすごかった。
終わったら近くにリーガロイヤルホテルがあるので、メリッサでおいしいパンやケーキでもお土産に買って帰ってくださいませ。



nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。