個人年金を作る その8 浜矩子先生の著書 [個人年金]
「敗者のゲーム」(Winnig the Loser's Game)についてのつもりでしたが、イギリスのEU離脱による為替の変動が結構大きいので、浜矩子先生の本を読んでいます。前に気になって買ったのにちゃんと読んでなかったんです。でも今読むとよ~くわかります。読むのにいいタイミングだったかも。
TV的には愛想のない表情とあの紫の髪の毛で、あまり男性受けするタイプの方ではないですが、この先生はそんなことこれっぽっちも考えていないことが本を読むとわかります。
大学で教えていらっしゃるだけあってすごくわかりやすく、例えはユーモアがあり、ちょっと毒舌です。
(安倍首相の円安政策に対して、円高というだけでなく考え方が正反対なのでTV出演がめっきりなくなりましたね。アホノミクスというタイトルの本も多いし…)
でも私は浜先生に1票です。無理やり円安に誘導しても長続きしないと思います。
為替史を読んでいる気分になります。基軸通貨がイギリス(ポンド)からアメリカ(ドル)に移り、いまやドルも基軸通貨でなくなりつつある、さてその次はどうなるのか(ここからは先生の考え方です。)
そこの中に1ドル50円が出てきます。50円になるかどうかは別にして、戦後と違ってもう円はすごく実力が付いたのだ、輸出に有利な円安に誘導するより、実力にふさわしい責任ある通貨の態度を取るべきだという考え方を持っておられます。
ポンド、ドルの次はどこかの通貨が基軸通貨になるのではなく、全く違う新しいものが共通通貨として決済に用いられ、逆に国内には円のほかに地域通貨も用いられ、通貨の3D構造がいいのではにかと論じておられます。
すいません。これまだ読んでません。
円に焦点を当ててその歴史と未来について述べておられます。
PHPから出ているこの3冊はひとまとまりのようです。
この本を読んでいると、浜先生はいわゆるエコノミスト(円高だ円安だ日経平均はいくらになるという予想をし、こうしたらもうかると説く人たち)と一線を画した方に思えます。もっと違う次元で1ドル50円を説いておられます。もっともっと先、そしてどうしたら人々が幸せになれるかを考えておられます。
今いきなり1ドル50円になるということではなく、少し離れたところから冷静に見ると円の実力は50円なんでしょう。しかし現政権を担っている方々は今現在の経済を考えるので、こういう考え方は受け入れられないんだと思います。でも円高になったり円安になったりしながらだんだんとこうなっていくんでしょう。
こういう人が政府に入る方が私たちは幸せになるのではと思ってしまいます。
政府は日本企業が好調になれば日本が幸せになると思っているかもしれませんが(思ってないかもしれないけど)、個々の日本人の幸せは今のアベノミクスでは無理な気がします。
今のアベノミクスが目指すところは、私の父が戦後復興のためにモーレツ社員として働いていた頃の日本にもどしたいと考えているように思えます。でもあの頃と違って、今の日本は飢える心配はなく、物はあふれ、上を目指して若者ががんばる時代ではもうないと思うのです。
なのに無理やりそこへ戻そうと2%のインフレターゲットを決め低金利、金融緩和です。でも買わなきゃいけないものがないから物を買わない。私たちの頃はトイレットペーパーの買い占めなんてあったじゃないですか。
今、買い占めなきゃないものがあるでしょうか?
今の方法で無理なら戦争を…という悪魔のささやきに心を動かされないことを願います。
国は円安誘導ですが、どの国も自国通貨安にしたがっているのでそううまくいかないでしょう。すごくぶれると思います。その間に有事の円(円買いによる円高)も何回も起こりそうです。
ということで個人年金を考えている方々には為替がらみのものは避けるのが無難だと思います。
(特にドル建ての年金保険 丁半ばくちに近くなると思います。)
そうでなくても直接為替が絡んでなくてもすごく影響を受けていますから、為替を一切避けるのはなかなかやっかいですけど。金価格がドルに左右されなかったらいいんですけどね~。
TV的には愛想のない表情とあの紫の髪の毛で、あまり男性受けするタイプの方ではないですが、この先生はそんなことこれっぽっちも考えていないことが本を読むとわかります。
大学で教えていらっしゃるだけあってすごくわかりやすく、例えはユーモアがあり、ちょっと毒舌です。
(安倍首相の円安政策に対して、円高というだけでなく考え方が正反対なのでTV出演がめっきりなくなりましたね。アホノミクスというタイトルの本も多いし…)
でも私は浜先生に1票です。無理やり円安に誘導しても長続きしないと思います。
為替史を読んでいる気分になります。基軸通貨がイギリス(ポンド)からアメリカ(ドル)に移り、いまやドルも基軸通貨でなくなりつつある、さてその次はどうなるのか(ここからは先生の考え方です。)
そこの中に1ドル50円が出てきます。50円になるかどうかは別にして、戦後と違ってもう円はすごく実力が付いたのだ、輸出に有利な円安に誘導するより、実力にふさわしい責任ある通貨の態度を取るべきだという考え方を持っておられます。
ポンド、ドルの次はどこかの通貨が基軸通貨になるのではなく、全く違う新しいものが共通通貨として決済に用いられ、逆に国内には円のほかに地域通貨も用いられ、通貨の3D構造がいいのではにかと論じておられます。
すいません。これまだ読んでません。
円安幻想 ドルにふりまわされないために (PHPビジネス新書)
- 作者: 浜矩子
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2013/11/19
- メディア: 新書
円に焦点を当ててその歴史と未来について述べておられます。
PHPから出ているこの3冊はひとまとまりのようです。
この本を読んでいると、浜先生はいわゆるエコノミスト(円高だ円安だ日経平均はいくらになるという予想をし、こうしたらもうかると説く人たち)と一線を画した方に思えます。もっと違う次元で1ドル50円を説いておられます。もっともっと先、そしてどうしたら人々が幸せになれるかを考えておられます。
今いきなり1ドル50円になるということではなく、少し離れたところから冷静に見ると円の実力は50円なんでしょう。しかし現政権を担っている方々は今現在の経済を考えるので、こういう考え方は受け入れられないんだと思います。でも円高になったり円安になったりしながらだんだんとこうなっていくんでしょう。
こういう人が政府に入る方が私たちは幸せになるのではと思ってしまいます。
政府は日本企業が好調になれば日本が幸せになると思っているかもしれませんが(思ってないかもしれないけど)、個々の日本人の幸せは今のアベノミクスでは無理な気がします。
今のアベノミクスが目指すところは、私の父が戦後復興のためにモーレツ社員として働いていた頃の日本にもどしたいと考えているように思えます。でもあの頃と違って、今の日本は飢える心配はなく、物はあふれ、上を目指して若者ががんばる時代ではもうないと思うのです。
なのに無理やりそこへ戻そうと2%のインフレターゲットを決め低金利、金融緩和です。でも買わなきゃいけないものがないから物を買わない。私たちの頃はトイレットペーパーの買い占めなんてあったじゃないですか。
今、買い占めなきゃないものがあるでしょうか?
今の方法で無理なら戦争を…という悪魔のささやきに心を動かされないことを願います。
国は円安誘導ですが、どの国も自国通貨安にしたがっているのでそううまくいかないでしょう。すごくぶれると思います。その間に有事の円(円買いによる円高)も何回も起こりそうです。
ということで個人年金を考えている方々には為替がらみのものは避けるのが無難だと思います。
(特にドル建ての年金保険 丁半ばくちに近くなると思います。)
そうでなくても直接為替が絡んでなくてもすごく影響を受けていますから、為替を一切避けるのはなかなかやっかいですけど。金価格がドルに左右されなかったらいいんですけどね~。
2016-07-15 21:59
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