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「監督不行届」 安野モヨコ [本]


監督不行届 (Feelコミックス)

監督不行届 (Feelコミックス)

  • 作者: 安野 モヨコ
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2005/02/08
  • メディア: コミック


図書館で借りてきました。こういう本(漫画?漫画エッセイ?)が図書館にあるってうれしいです。(「ヘルタースケルター」もあった。)
買ってもいいけど漫画だからすぐ読めてしまうし、本を売ったり捨てたりするのは嫌なのでどんどん増えていって困るのです。

この本を読んだのはシン・ゴジラのおかげです。作者の安野モヨコさんは、庵野監督とご夫婦で、以前からダブルアンノとして知られる有名な漫画家です。おふたりの新婚生活が30話+最終回で描かれていますが、こんなに面白い生活を送っておられたなんて。(おふたりが結婚されたのは2002年3月。この漫画が連載されたのが2002年~2004年)
詳しい内容は安野モヨコさんの公式サイトの方がいいので貼り付けときます。
http://annomoyoco.com/news/5350/

http://lineblog.me/annomoyoco/ ←こちらはオフィシャルブログ

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普通こういう組み合わせだと、女性が男性を支える側に立って裏方に回ってしまうことが多いと思います。またどちらも第一線で活躍する同士ってぶつかり合ってうまくいきそうにないのに、お互いがお互いを尊敬しよき理解者で、お互いの仕事にいい影響を与えるなんて、稀有な組み合わせだと思います。
第16話によると、中国の占いでは監督は 乙女のような夫 の星で、モヨコさんは 漢らしく猛々しい 強い星だそうです。
庵野監督1960年生まれ、安野モヨコさん1971年生まれと11歳の年齢差があるのもいいのかも。

庵野監督のオタクぶりと安野モヨコさんのオタ嫁への道への歩み方がおかしくておかしくて。
巻末の用語解説も必見です。庵野監督と私は同世代なので、≪ムーミン≫とか≪やみにかくれて生きる≫など細かいところがツボにはまります。庵野ファンでなくても必見です。


私の時代の男性の就職といえば安定企業への就職か公務員がほとんどでした。 前回亡くなった2人の先輩のことを書いたけれど、どちらも音楽の世界でプロになれるだけの腕前と音楽愛を持った人たちだったのに、普通の就職をされました。私たちの世代の男性で普通の家に生まれて芸術系に行った人はそう多くないと思います。だいたいは泣く泣くあきらめて、音楽は趣味にして普通の社会人生活を送っていると思います。
そう思うと庵野監督、よくぞこの世界に入ってくださいました。さぞご両親は心配されたことでしょう。


そしてこれを読んで確信したことがあります。わが子はオタクです!以前そう聞くと 「違う!!!」 と言っていましたが、この本を読むと、〇〇なところも〇〇なところも一緒じゃん。これで庵野監督のような才能があったらいうことないんだけどなあ~。今はタダのオタクです。ハイ!


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