SSブログ

初ライブビューイング 髑髏城の七人season極「修羅天魔」千秋楽 [演劇]

髑劇団新感線 髑髏城の七人season極「修羅天魔」千秋楽をライブビューイングで観てきました。
初ライブビューイングです。しかし劇団新感線はゲキ×シネを何回か映画館で見ているせいか、あまりライブビューイングを見てるって感じにはなりませんでした。やっぱり舞台は生がいいなあ。


今回は辛口なので…
私はもともと劇団新感線の作品の中で「髑髏城の7人」はあまり好きな演目ではありません。
この作品は主役は捨之介とはいうものの7人全員に見せ場があるので、若手であまり舞台経験のない人たちを鍛えるのに向いているせいか、いろいろなところから声をかけられるようで、メンバーを変えて何回も再演されてきているように思えます。
今回もIHI劇場のお披露目ということで、主役は普段TVドラマの主役をする人たちを中心に、花鳥風、上弦の月、下限の月、今回の修羅天魔と6種類上演されました。

今回は天海祐希さんが主役で今までの髑髏城とは違う話と言うことなので観ましたが、中途半端に今までの話が生きていて、なんかしっくりこない。でもたしかに天海祐希さんは堪能できます。

さすがに作る方が飽きているのでは思ってしまいます。今回の「修羅天魔」が初劇団新感線だったら、
もう少し違うものも観ていただきたい気がします。(私の一押しは」蛮幽鬼」です・「阿弖流為」もいいですよ~。)

それといのうえ歌舞伎なのはいいのですが、見えを切る場面が多すぎるというか安易すぎて、うざったく感じてしまいました。なんか今回の演出全体には雑に感じました。

逆にすごいと思ったのはあの360度舞台の劇場の使い方です。映像が多用されますが違和感はなく、使いこなしていたように思います。これからもいくらでも面白い使い方できる可能性を示していました。

それとカーテンコールでデーモン閣下が出てきて生歌歌ってくれました。劇中歌の作詞はデーモン閣下で、そのうちの2曲は歌も歌っています。あいかわらず声が澄んでいて美しい。ほれぼれしました。

そしてお決まり千秋楽のせんべいまきもありましたよ。

次はメタルマクベスですが、出演者は魅力的です。
でもこれも私は苦手な演目。脚本は宮藤勘九郎です。
なんでもこれも3種類上演され、主役がそれぞれ違います。
詳しくは
http://www.vi-shinkansen.co.jp/UserArticle/Detail/294


しかしこんなに長く1つの劇団にこの劇場をまかせていいのでしょうか?ほかにやれるところはないんでしょうか?
客席を埋めるというのはむつかしいことで、それで劇団新感線に白羽の矢がささったのでしょうが、勧進元のTBSが、なんか舞台の面白さをわかってない気がします。
鳴り物入りのIHI劇場を失敗するわけにいかないので、集客力のある劇団新感線にまかせて、主役にはTVでの有名どころを持ってくる、その中で新感線はやりたいメンバーでの回も上演する、そんなふうに見えてしまいます。

IHI劇場のような劇場は国内にないので、しばらくはそれ目当てでも劇場は埋まると思いますが、長く続けていくために、いろいろ知恵を絞っていってほしいと思います。


追記
今回の髑髏城はWOWOWで放送されるそうです。全部見ちゃうんだろうなあ~。
個人的には鳥が一番見たいです。




nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。