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劇団☆新感線 最新作 「蒼の乱」 開幕 [演劇]

いよいよ劇団☆新感線の最新作 「蒼の乱」 東京公演が開幕されました。
昨年舞台降板のあった天海祐希さん主演です。
もう東京で観劇された方もいらっしゃるんですよね~。うらやましい!
相変わらず前売り券を買わない私なので大阪公演のチケットを手に入れていないのですが、当日券で行くかどうかしばらく観劇の感想をウォッチングです。

天海さんはやはり舞台、それも大きい舞台が似合う人です。昨年の降板騒動から、お仕事の整理も考えられていることと思いますが、私には天海さんが舞台に出なくなることは考えられません。養う家族もいないのなら、舞台を中心にしてそのすきまにCMだのTVだのを入れるのもありかと、勝手に思うのです。売れっ子で真面目ですから、来るお仕事来るお仕事手を抜かずどんどんこなしてこられたのでしょうが、ここは考えどころですよね~。

今年は折しも宝塚100周年。(阪急沿線に住む私の家には100周年の折り込み新聞?がしょっちゅう入ります。)その宝塚のトップスターの中でも何年か一度の逸材として今も語られる天海祐希さん。
天海さんの笑顔がずっと見られるように、周りの方々は時には盾となってお仕事を選んだりスケジュールを立てたりしてあげてほしいと思います。

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劇団☆新感線ゲキシネ 「髑髏城の7人」 関西TV [演劇]

この週末2日に分けてゲキシネ「髑髏城の7人」(古田新太主演のもの)が放映されました。
しっかり撮って観ました。先に小栗旬のワカドクロを劇場で観ていたので、こっちが先だったのね~という感じで、不思議と主役は小栗旬のほうがよかったように思いました。というか主役が変わったことで、新感線の髑髏城からもっと一般的な演目になった感じです。ある意味新感線らしさが薄れたというか洗練されていったというか。

劇団新感線で上演されたものの幾つかは今後も再演されていくと思いますが、どんどん歌舞伎の定番演目に近くなっていくのでしょう。
初演は泥臭く無駄なものも多い代わり、パワーが有り惹きつけられます。この頃の新感線はちょっとパワー不足の気がするのは、え~い!なんでもやってしまえ!から客演の主役を引き立てる配慮をしているところが原因かも…。

それでも古田新太さんは怪優ですね~。小栗旬さんとはずいぶんタイプが違います。役になりきるというより、何をやっても古田新太の演じる〇〇の俳優さんなんでしょうね。

このゲキシネを観たらかえって今映画館で上映中のワカドクロのほうも観たくなりました。あそこがああ変わったのねって見比べてみたいので。


座長?の いのうえひでのりさんは今のメンバーが演じれなくなったら劇団は解散するとおっしゃてるようですが、清くていいなあと思います。きっと跡を継ぐ劇団はまた出てくるでしょうしね。

その時が来るのはもう少し先だと思うのでこれからも私達を楽しませて下さいね~!
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劇団新感線 「蛮幽鬼」 DVD鑑賞 [演劇]

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NHKの「赤と黒」を観ていたら無性に観たくなって「蛮幽鬼」のDVDを観直してました。
やっぱりいいです。「赤と黒」と同じく復讐の物語ですが、観れば観るほど考えさせられてしまいます。復讐するとはとか、人間の存在とか、特に最後の方で「俺たちはまだ監獄島にいるんだ。」と土門がいうところは圧巻です。中島かずきさんの脚本力をすごく感じます。

これもまた再演して欲しい。でも主役の2人、上川隆也さん堺雅人さんのスケジュールが空いている、もしくはこの2人と同じだけのエネルギーで演じられる人がいるとはあまり思えません。ゲキシネでしばらく我慢するしかないのかなぁ。

下に中島かずきさんがアエラネットに書いてる制作に関する文章のアドレスを貼っておきます。これもとても参考になります。

http://www.aera-net.jp/magazine/denjinn/090910_001135.html
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あっと驚く香川照之さん、市川中車襲名 [演劇]

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昨日新聞で来年の追善公演に歌舞伎役者ではない香川照之さんが身内ということで出演とあって、へ~って思っていたら、夕方に襲名のニュースが。かねてからの様子で息子さんは歌舞伎役者さんにするんだろうなあと、それにはお金もいりそうだからあんなにたくさん出演しているのかななんて思っていたらこういうことに。

市川亀治郎さんさんは猿之助襲名です。これで”ヤマトタケル”など猿之助の新作歌舞伎が再演されますね。

若い人は知らないかもしれませんが、香川さんは元タカラジェンヌの浜木綿子さんと市川猿之助さんとの間に生まれた子供なのに、猿之助さんが藤間紫さんの元に走ってしまったので歌舞伎役者にならず、でも名俳優として今に至っています。
猿之助さんと藤間紫さんはダブル不倫と言われますが、猿之助さんが浜綿子さんと結婚して子供が生まれたのにもかかわらず、初恋の紫さんが忘れられず離婚したので、浜木綿子さんにしたら結婚しなければよかったという感じでしょうね。

ただ藤間紫さんは猿之助さんの新作歌舞伎を生み出すのに大変尽力されたそうなので、猿之助さんにしたら藤間紫さんとの間には新作歌舞伎を産み、浜木綿子さんとの間には香川照之さんを産んだというかんじなんでしょう。女性からしたらとんでもないけど本人としたら無意識にそういう行動を取るんでしょうね。まるで中島らもみたい…。

歌舞伎界に父のいない息子は苦労するので、ある意味息子のために自分を犠牲にした襲名だと思います。ただいとこに市川亀治郎さんがいて猿之助を襲名してくれるのはお互い嬉しいことだと思います。亀治郎さんも歌舞伎の中ではちょっと役に恵まれていませんでしたから。

私にはエールを送るしかできませんが、香川照之さんの舞台、楽しみにしています。今まで映像が主でしたが猿之助さんと浜木綿子さんの子供です。きっと舞台もすごいと思います。頑張れ~!!!



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劇団新感線「髑髏城の七人」を観てきました。 [演劇]

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8月17日(水)昼の部を観てきました。
相変わらず当日券でしたが、2時間近く立って待つのはもう無理そうです。今度からは考えます。
当日券は3枚、残りはキャンセル券でした。1階の後ろのほうの端っこでしたが案外良く見えました。

当日券は12時半開演で12時05分から販売。キャンセル券は開演5分前からで、当日券が無くなった段階で名前を言ってリストを作ってもらい、5分前に集まって買うというシステムでした。
暑いのでなるべく日陰になるように誘導してくれましたが、家に帰ってから頭痛が…。翌日も…。

でもお芝居は相変わらず面白かったです。客席も9?%でほぼ満席です。ついでにいのうえひでのりさんもみていらっしゃいました。

今回は小栗君が主役ということにはなっていますが、小栗君、森山君、早乙女君の3人が主役の作り方でした。若干小栗くんが出番が多い?という感じです。
小栗君の捨之介の役は多分最初は古田新太さんのために書かれた役なので、太ももが露なシーンがあったり、女好きだったり、どこか風来坊だったり(薔薇とサムライの五右衛門役のような感じ)するのが、どうも小栗君のキャラクターにはないようで、律儀に太ももを露にしてくれるのですが、私がファンではないせいもあってドキッとはしないんですねえ。それでもちゃんとお芝居にハマっているのであまりあのキャラクターになりきらなくてもいいのかもと思いました。きっと小栗君ってまじめなんだなあ~。誰かれ構わず女の子に”きれいだよ~、愛してるよ~”なんて言うタイプではなさそうです。

今回殺陣は森山君と早乙女君がやはり群を抜いていて見せ場をいっぱい作ってもらってましたが、小栗君も頑張ってました。合格点はもらえるんじゃないでしょうか。

小池栄子さんは妖艶というより頼りがいのある姐御役がピッタリ。舞台映えのする人でもあります。
仲里依紗さんもフレッシュでよかったです。

高田聖子さんは刀鍛冶の役でしたがうまいですよね。自分の役どころがよくわかってらっしゃる。

それと最後が良かったです。それぞれがそれぞれの道を行く、というなんか清々しい感じがよかったです。

この作品はこれからもいろいろな俳優さんで演じてゆかれそうな気がします。今回のように若い人中心の演劇でいいんじゃないかなあと思うんです。

これから東京ですよね。大阪よりもっとよくなっていくでしょうね。東京の方々、楽しみにしていてくださいね。


後日記

小栗君、森山君、早乙女君の3人の中で一番演技をしていたのは、脚本によるところもありますが小栗君だったと思います。内面の移り変わりをしっかり演じていたと思います。

舞台慣れしているとはいえ悪役はあまり演じたことないかと思われる森山君はちょっと ”いっぱいいっぱい” という感じでゾクッとする怖さまではまだ到達してませんでした。東京では余裕が出て演技が変わるかも。こういう役にチャレンジ中という感じでした。

早乙女君も舞台慣れしているし今回は女形に合った役でお得なんですが、心変わりするところの事情が事情なので(ネタバレなので書きませんね。)、内面の葛藤があまり伝わらなくて残念。これも東京だと変わっているかも。

あと一言。新感線の舞台は初日の出来がいまいち、という人がいるんですけど、こういうオリジナルものは最初に完成していることはまずありません。新感線なんていいほうです。やっていくうちにお客の反応を得て磨かれていくものです。だから通の人は初日、中日、楽と3回観に行ってその変化を楽しみます。(新感線で3回取るの大変だけど)それにいのうえひでのりさんはちゃんと舞台を見て途中でもドンドン変えていってます。舞台はなまもの。そういう部分も楽しんで観てくださいね~。

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やっと「蛮幽鬼」のDVDを買いました [演劇]

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ずっと買いたかった劇団新感線「蛮幽鬼」のDVD。イーオシバイで売っているのですが、割引なしの送料ありなので迷っていたら大阪 茶屋町Nuのタワーレコードでスタシアカードによる10%割引が…。もう買うしかないでしょう。お芝居のコーナー、結構充実してましたよ。

中島かずきさんの脚本は本当にイイ!もちろん中島さんだけでなくすべてのパートの人がすごくいいんですよね~。おしいのはDVDレンタルがないところ。できればちょっと高くてもいいからあればいいのにな~。そしたらもっと新感線ファンが増えるのに。(でも増えたらますますチケット取りづらくなるかなあ)

よくあれだけのものが作れると本当に感心します。役者さんたちもノリノリです。そして舞台役者さんてすごいなあって思うのです。毎日真面目にあれだけエネルギーの要るお芝居を繰り返すんですよ~。普通の人にはできないような気がします。

次回作も期待しています。またワクワクさせてくださいね。劇団新感線の皆様。よろしくお願い致します。



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行きたいな~  劇団新感線30周年興行  薔薇とサムライ [演劇]

行きたいな~。薔薇とサムライ

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(これは公式ブログに宣伝用スチールとしてUPされているものです。ブログには古田さんや天海さんのスチールやあらすじも載っていますよ。)

古田さんも出るし天海祐希さんも出るし。でもこれはチケット大変そうだなあ。「蛮幽鬼」のようなわけにはいきますまい。


公式ブログにスチール撮影の様子が…。天海さん、あなたはオスカル様ですか~?
   http://barasamu.exblog.jp/9576861/




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え~っ 23000円? [演劇]

本日梅田芸術劇場からご案内が

「パイレート・クイーン」   う~んどうしようかなあ~。
「レベッカ」  山口さん(祐一郎さん) パイレートと両方出るのね。
「THE 39 STEPS」  石丸幹二さんでシアターブラーバなのね。
と見ていたら
「ヘンリー六世」   大竹しのぶに上川隆也  演出 蜷川さん  ドラマシティーなのね。ふむふむ、えっ全席23000円?我が目を疑いましたよ。確かにドラマシティーは席数が少ないです。でも、でも23000円?売れる?このご時世で思い切りましたねえ~。
東京なら売れるかもしれません。23000円のチケットが買える私を見せびらかしたい人が大勢いそうだから。(東京の人、ごめんなさいね。皆さんがそうだということではなく、そういう人もいるということで…。)
いくら大竹しのぶでも23000円だと、23000円分満足させてくれないと金返せ状態になりそうでこわいです。う~ん、わたしだったらどうがんばっても15000円です。市村さんのときでも12800円だったような気がするのに。

見たいけどお財布が許しません。見た方のレヴューを楽しみにしたいと思います。

後で公式HPを見たら上演時間が6時間だそうです。幕間のお弁当いりますね。

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上川隆也さん 入籍したけれども [演劇]

先月 「蛮幽鬼」 でみごとに主演を演じきられた上川さん。その直後に入籍のニュースがあり、「だから最近いっぱいお仕事してたのか~。」 と妙になっとくしたもののなんかしっくりこない。だって全然幸せオーラに包まれたなかったんだもん。もちろん役柄上すごい眼力なのと厳しい表情は当然なんだけど、ふつうはこういうときなんかほわ~っとしたうれしい感じが出るものなのに皆無。もしかしたら病気療養中のお相手の方の病状はあまり芳しいものではないのかもと思っていたらどうもそのようです。

病名はわかりませんが難病のようで、結婚したものの手放しでは喜べないようです。なんか切ないというか、それでも入籍するなんて上川さんらしいというか…。
でもきっとこのつらい状況はいずれ上川さんの演技の厚みとなっていくんだろうなあ~。そして劇団も退団されたようですが、それもこういうことがなかったら退団されないでしょうし、退団された方が活動の幅が広がるでしょうしね。
一ファンとしてははやく奥様の病気が治ることを願うのみです。そしてまた晴れ晴れとした表情の上川さんを舞台の上で観たいものです。サンタさんのプレゼントで病気が治らないかな。



劇団☆新感線 「蛮幽鬼」 (梅田芸術劇場) 観てきました [演劇]

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迷ってましたが観てきました。いつものように当日券です。
開演の1時間前に売られるのですが、わかっていなかった私は10時過ぎに行きました…。
しかし11時にはすでに並んでいる人がいたのでもし行かれる方は1時間30分前がいいかもしれません。そして並ぶのは外のチケット売り場のとなりなので寒~い。雨でも降ったらどうなるんでしょうか?早めに並ぶなら使い捨てカイロか暖かい飲み物持参の方がいいかもしれません。
今日は1階席の一番後ろが5席ほどと、2階舞台に向かって右側にサイドバルコニー席が10席ほど(反対の左側はシートをひいて使ってませんでした。サイドバルコニーは見切れるそうです。)、そして3階席の後ろの方が数席ありました。
私は1階席の一番後ろでしたがほぼ真ん中だったのですごく観やすかったです。
しかし1階席(2、3階席はわかりません)が平日にほぼ満席ってすごすぎます。このご時世他の演劇関係者はうらやましいだろうなあ~。

もう内容は今まで見た新感線の中で一番です。もしかしたら古くからのファンの人はノーマルになってしまってかえってうれしくないかもしれないけれど、一般の人がなんら違和感なくふつうの演劇として観ることが出来る舞台だと思います。

そしてなんといっても堺雅人さんがすごい!内野聖陽さんと同じでTVで見るより舞台の方が数段いい俳優さんです。上川さんが主役ですがダブル主演といってもいいぐらいです。
熱い上川さんに対してクールである意味不気味な堺さん。最後までそれを裏切らず演じきってくださいました。殺陣もよかったです。体が軽くてよく動きます。

早乙女太一君は若い!さわやか!殺陣が美しい! でもその分 凄みはなかったかな~。そりゃあの二人にあれだけ演じられてしまったらかなり上手に演じていても分が悪いかな?でも他の若い役者さんだったら霞んでいたかも。存在感はありましたよ~。

稲森いずみさん、美しい~♪ 華があって発声もよくて他の人と遜色なく(多分舞台歴はそうないように思うけど)演じておられました。

主役の上川隆也さんは熱い、目力がすごい。今もいいけど年を取ったらもっともっとよくなっていくタイプでしょうねえ。


もし迷っている方がおられたらぜひ観に行ってください。お値段の数倍の感動が得られますよ!